もくじ
寝かし付けの苦労
生後すぐから赤ちゃんに語りかけや読み聞かせなどの働きかけをすることで、赤ちゃんの能力は目覚ましく発達するということがわかっています。
幼児期・小学低学年期においてもその働きかけは重要なので、「文字が読めるようになったから読み聞かせは必要ない。もう一人で読みなさい」と、お子様の読書に関わることをやめるのは良くありません。
10歳頃までは、読み聞かせを続けることをおすすめします。
そのために、読み聞かせの効用とおすすめ絵本を紹介していますが、子育て中のお母さまが寝かしつけに苦戦していることも知っています。
子どもがなかなか寝付かずに苦労した経験が、私もありますから。
下記は、ある情報サイトが寝かし付けに最も長くかかった際の時間を調べた結果です。
1. 34.4% 1時間
2. 19.2& 2時間
4. 10.6% 1時間半
4. 6.6% 3時間
これを見ただけでも、毎日の寝かし付けに苦労しているお母様やお父様の姿が浮びます。
読み聞かせの効用と寝かしつけは別と考え、寝かしつけのストレスを解消できる商品のことが新聞に載っていましたので紹介します。
寝かし付けに悩むお父さんがアイデアを出して商品を開発したので、お子様へのマイナス面はできる限り排除した商品になっているようです。
読み聞かせは、できるだけしてあげる。
しかし、寝かし付けの時には読む本の数を2冊まで、3冊までとお子様と約束し、約束の絵本読んであげた後は絵本プロジェクターの力を借りる。
こうすることで寝かし付けのストレスが軽減され、余裕を持って次の日に備えられるというメリットがあります。
絵本プロジェクター『ドリームスイッチ』(セガトイズ社)
専用のプロジェクターをセットすると、お子様のお気に入りの絵本が天井に映し出されるものです。
寝かしつけのためのものなので、登場人物はゆっくりと動きますし、朗読も穏やかな声で録音されています。
絵本は講談社のデイズニー絵本から30話が選ばれていて、1話10分ほどです。
この『ドリームスイッチ』を開発したセガトイズの社員も寝かしつけに悩まされていたらしく、子育て中の社員らでチームを作って開発したそうです。
100人の子どもに1000回の試験を実施して、映し出される映像の時間、大きさ、登場人物の動き、朗読の速度、寝付きとの関係などを検証したそうです。
音や発熱を抑えているので、枕元でも使用できます。
子どもの寝かしつけに悩んでいる社員達が、大切な我が子のために開発したというのがおすすめポイントです。
絵本プロジェクター『天井いっぱい! おやすみホームシアター』(タカラトミー社)
ディスク状のフィルムを下から照らすと天井に星座が映し出され、子守歌やクラシックなどから選んだ曲が流れて、お子様を眠りに誘います。
絵本ではありませんが、親子で星座を眺めながらゆったりとした気持ちで眠りにつく手助けになりそうです。
スマホ用絵本プロジェクター『おそらの絵本』(ライブエンタープライズ社))
スマートフォンのLEDライト部分にプロジェクターを装着するタイプです。
天井に投影される絵本は「大きなかぶ」など12種類で、別売りになっています。
朗読機能はありませんが、スマホでBGMをダウンロードできる無料アプリがあります。
CDやDVDで絵本を読み聞かせても、あまり効果がないという研究結果が出ています。
これは、読み聞かせの本質が、単に話を聞かせることではないことを示しています。
親から子供への話しかけ、ぬくもり、優しい声などが、お子様の脳に目覚ましい効果をもたらすということに他なりません。
しかし、毎日の生活に忙しいお母様の気持ちを楽にする一助として、時々、絵本のDVDを見せたり、上記の寝かし付けプロジェクターを使っても良いのではないでしょうか。
お子様のために絵本の読み聞かせをおすすめしていながらも、母親の力で子どもの能力は上がる、子どもの能力は母親の頑張り次第とお母様を追い詰めることのないように願っています。
絵本の読み聞かせの効用を認識しつつ、お母様の生活スタイルに無理のない範囲でいろいろなツールを取り入れ、子育ての時期を楽しく過ごされることを願っております。
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