1 歳になると、言葉に意味があることを認識でき、絵本の中の犬や猫などを尋ねると「ワンワン」「ニャンコ」と答えることができるようになるので、1 歳の視力でも「ワンワン」「ニャンコ」だとわかりやすい色と形がはっきりしている絵本がおすすめです。
1 歳ではまだストーリーを理解し難いので、多くの物を知り、言葉を覚えて脳を刺激する絵本がおすすめです。
指先を使うことができるようになり、ひとりでやりたいという気持ちも強くなってきますので、その気持ちを応援するために、ページをめくりやすい厚い材質の絵本がおすすめです。
「まねっこ」が成長にかかせない要素なので、着替えや歯磨きなどの生活習慣や遊び方の絵本もおすすめです。
※絵本の読み聞かせの効果はこちらをご確認下さい。
ここでは、たくさんの言葉を獲得でき、生活習慣も身に付ける手助けができる楽しい絵本を紹介していますが、お子様が興味を持つ時期はそれぞれですので、あくまでも目安とお考えください。
もくじ
1、2、3どうぶつえんへ―かずのほん
著者 | エリック カール | |
出版社 | 偕成社 | |
発行日 | 1998年12月1日 | |
評価 | ★4.0 |
「はらぺこあおむし」のエリック・カールの作品で、1 から 10 までの概念を身に付ける絵本です。
「子どもは楽しみながら学習する」というエリック・カールの信念のもと、象が1頭載っている貨車から始まり、ページが増えるごとに動物の数も増えていき、最後は動物園にたどり着くという構成になっています.
動物好きなお子様向けの絵本です。
おやすみなさい 1、2、3
著者 | すぎた ゆたか | |
出版社 | 至光社 | |
発行日 | 1971年 | |
評価 | ★4.7 |
1~11 までの数字と美しいイラストのみで、言葉がない絵本です。
描かれているイラストは子どもの身近な物なので、数字の数とイラストの数量を対比させ、自然に数の概念が身に付きます。
ちなみに、1 は表紙のフクロウです。
数の絵本ですが、表紙のフクロウが示しているように、読んでいくうちに穏やかに眠りにつくことをねらいにした絵本です。
世界7か国でも発売されており、長く愛されてきた絵本です。
おでかけカーズ ミニえほん1・2・3・カチャウ!
著者 | ||
出版社 | 講談社 | |
発行日 | 2012年9月3日 | |
評価 | ★4.6 |
デイズニーの「カーズ」が好きな男の子向きの絵本で、1~10までの数を楽しくかぞえます。
単にかぞえるだけの本ではなく、車が70種ものっているので、カーズファンのお子様は大喜びです。
持ち運びに便利な手のひらサイズなので、外出時もお気に入りと一緒に出かけられるので助かります。
ちっちゃなミッケ! 1・2・3とあそぼう
著者 | ジーン マルゾーロ(著) 糸井 重里(訳) | |
出版社 | 小学館 | |
発行日 | 2011年4月11日 | |
評価 | ★4.7 |
さがしっこシリーズ「ミッケ!」の幼児向けボードブックの数字版です。
リズミカルな糸井重里さんの文章で、楽しく数1~10を覚えることができます。
数に興味を持ち始めたお子様向けで、電車や飛行機に乗る時にもおすすめです。
ノンタンぶらんこのせて (ノンタン あそぼうよ1)
著者 | キヨノ サチコ | |
出版社 | 偕成社 | |
発行日 | 1976年8月28日 | |
評価 | ★4.6 |
代わってあげなきゃいけないけど、ずーっと乗っていたいぶらんこ。
独り占めしたいおもちゃ。
子どもたちの気持ちはノンタンと同じです。
「じゅんばんこ」の歌で成長するノンタンは、絵本を読んでもらう子どもたちも一緒です。
うまく想いを伝えられない子どもの代りに、この絵本が気持ちを表してくれています。
この絵本で、自然に 1~10 までを覚えます。
この絵本で子どもたちに「じゅんばんこ」を教える歌は、幼稚園や保育園で歌われています。
はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!
著者 | くぼ まちこ | |
出版社 | アリス館 | |
発行日 | 2015年1月17日 | |
評価 | ★4.4 |
歯ブラシが「はみがきれっしゃ」になって、子どものお口の中に入っていきます。
子どもの好きな列車を歯ブラシにするという発想とイラストが可愛く、子どもたちに読んであげたいと思う一冊です。
歯をきれいに磨くシーンがとてもうまく描かれていて、子どもに歯磨きの大切さを教える良い絵本になっています。
ピカピカの歯に、はみがきれっしゃが映っている最後のシーンが爽快な一冊です。
おふろでちゃぷちゃぷ (松谷みよ子 あかちゃんの本) 単行本
著者 | 文 松谷 みよ子 絵 いわさき ちひろ | |
出版社 | 童心社 | |
発行日 | 1970年5月5日 | |
評価 | ★4.4 |
岩崎ちひろさんの絵は透明感があり、絵本の中の子どもが弾むようにお風呂に向かう様子を描いています。
まだまだ子どもの視力が弱いため、このような淡い色彩は適さないのではというご指摘もありますが、子どもやアヒルさんそのものが良くわかるように背景がないので大丈夫です。
絵本の中のリズミカルなやりとり「いいとこ いいとこ」は、お風呂に入る時の合言葉になること、確実です。
お風呂で子どもの頭を洗ってやる時に、きゅーぴーさんができる幸せを感じる絵本です。
うずらちゃんのかくれんぼ
著者 | きもと ももこ | |
出版社 | 福音館書店 | |
発行日 | 1994年2月25日 | |
評価 | ★4.6 |
愛子様が可愛い声で読まれていた絵本です。
リズミカルな言葉を通してかくれんぼを体験できる絵本です。
色彩豊かなイラストのうずらちゃんとひよこちゃんのかくれんぼにアクシデントが重なり、とても面白い展開になっていきますが、最後は「良かったね」と言える安心のお話しです。
はらぺこあおむし
著者 | エリック=カール(著) もり ひさし (翻訳) | |
出版社 | 偕成社 菊倍横版 | |
発行日 | 2010年8月23日 | |
評価 | ★4.6 |
あおむしが成長していく物語ですが、さすがロングセラーの絵本と思う色彩の豊かさとユーモア、感動があります。
ボードブックなので、絵本に小さくあいた穴に子どもが可愛い指を入れても大丈夫です。
作者の想い通りに、子どもが楽しんでいる様子を見られる可愛い絵本です。
ぬりえ絵本『わたしだけのはらぺこあおむし』もあるので、大好きなお子様におすすめです。
くだもの (幼児絵本シリーズ)
著者 | 平山 和子 | |
出版社 | 福音館書店 | |
発行日 | 1981年10月20日 | |
評価 | ★4.7 |
写実的に描かれた果物のイラストがみずみずしく、本当に美味しそうです。
まるごとの果物と皮をむいてカットされた果物の違いにも、子どもたちは興味を示します。
食べやすくカットされた果物のイラストに添えられた「さあ どうぞ」という言葉に、思わず手がのびそうです。
「さあ どうぞ」という言葉を覚えた子どもたちの笑顔が、おうちの食事時に見られます。
どんどこ ももんちゃん (ももんちゃん あそぼう)
著者 | とよた かずひこ | |
出版社 | 童心社 | |
発行日 | 2001年9月10日 | |
評価 | ★4.8 |
オムツをはいたももんちゃんが、川にかかる木の 1 本橋をハイハイで渡ったり、山をハイハイで登ったりしながら、どんどこ、どんどこ、進んでいきます。
ももんちゃんの魅力は、可愛らしさと明るさ、何よりもたくましさです。
そのももんちゃんが最後に飛び込むのは‥・。
おうちの外の世界に一歩踏み出した子ども達の不安そうな顔を、ももんちゃんはいつの間にか笑顔にしてくれます。
だるまさんの (かがくいひろしのファーストブック)
著者 | かがくい ひろし | |
出版社 | ブロンズ新社 | |
発行日 | 2008年8月1日 | |
評価 | ★4.7 |
0 歳におすすめ絵本で紹介した『だるまさんが』の第 2 作です。
古臭いと思われていた日本のだるまさんが、現代の子どもたちの人気者になった第1作『だるまさんが』なので、この『だるまさんの』も期待を裏切らない面白さで、子どもたちが笑い転げます。
変幻自在のだるまさんの細かい描写にも発見があり、とてもワクワクする絵本です。
シリーズ第 3 作目『だるまさんと』もおすすめです。
きんぎょがにげた
著者 | 五味 太郎 | |
出版社 | 福音館書店 | |
発行日 | 1982/8/31 | |
評価 | ★4.6 |
カラフルなお部屋の中を斬新なデザインのきんぎょが逃げるという発想を楽しむお話しで、子どもはもちろん、大人も夢中になります。
見つかったらまた逃げていき、上手にかくれるきんぎょを、かくれんぼのおにになって親子で探すのにワクワクする 1 冊です。
何度読んでも、かくれているところがわかっていても、繰り返しが楽しい子どもはうれしそうに目を輝かせます。
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